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TOP arrow_forward_ios NEWS arrow_forward_ios 2024.12.20

蒸気機関車の停車駅での立ち売り用のオリジナル商品を開発。 SLを彷彿させる“黒”をイメージに、寒い冬に喜ばれる『SL黒肉まん』の販売を開始。

~12月20日より大井川鐵道「川根温泉笹間渡駅」ホームで販売

地域創生を基幹事業とするレッドホースコーポレーション株式会社(本社:東京都墨田区、社長執行役員:山田健介、以下「当社」)は、今年度より全国各地で6次化商品の開発に取り組んでいます。

今回、開発・発売を開始した商品は、静岡県島田市に本拠を置き、大井川流域を走るローカル線「大井川鐵道」の「川根温泉笹間渡駅」で販売する『SL黒肉まん』です。ほぼ毎日運行する蒸気機関車(以下「SL」)の停車中に立ち売り*する商品で、夏の「SL黒アイス」に次ぐ秋冬用のオリジナル商品の開発を依頼され、取り組みました。

当社では、「商品開発が地域を元気にするきっかけになれば」との想いから、自治体や地域事業者と連携し、地域課題の解決に向けた新たな地場産品の開発に取り組んでいます。

 

*立ち売り:一定の場所に店を構えないで、駅の構内などで立ちながら物を売ること

 

SLときかんしゃトーマス号が走る「大井川鐵道」。昔ながらの「立ち売り」で販売するオリジナル商品を開発。

当社は静岡県島田市のふるさと納税業務を2015年度からサポートしています。島田市で返礼品の新しい事業者を開発する動きがあり、本年度より本格的に商品開発に取り組んでいる当社としても島田市の名産品を使った新たな商品開発に着手し、販路開発のため「道の駅川根温泉」に訪問しました。道の駅川根温泉は大井川鐵道株式会社と株式会社川根町温泉がコンソーシアムを組み運営していることから、大井川鐵道「川根温泉笹間渡駅」ホームでの立ち売り用オリジナル商品の開発について相談を受けました。

大井川鐵道は1976年に日本で初めてSLの動態保存を始めた鉄道で、現在でもほぼ毎日運行しています。また、週末や大型の休みにあわせて、子どもたちに人気の「きかんしゃトーマス号・トビー号」も運行しています。

そんな大井川鐵道は観光客の利用が多く、車内でオリジナルグッズを販売するほか、起点である「川根温泉笹間渡駅」ホームでは昔ながらの「立ち売り」を行い、古き良き時代を彷彿させています。現在、夏にはオリジナル商品である「SL黒アイス」が販売されていますが、秋冬用の商品がない状況でした。大井川鐵道株式会社より開発依頼を受け、SLの駅で立ち売りするのに適した新しい商品の企画を進めていきました。そんな中、寒い季節に食べたくなり、子どもから高齢者まで気軽に食べられる「肉まん」を開発することに決定しました。夏場のアイスがSLのイメージを受けた「黒」であったことから、秋冬商品もそれに合わせて「黒」をイメージし、見た目のインパクトもある『SL黒肉まん』を開発しました。

 

島田市産の干しシイタケと静岡産の水煮たけのこを使用。12月20日より川根温泉笹間渡駅で立ち売り開始。

皮に黒炭パウダーを練り込んだ真っ黒な見た目の肉まんの餡には、島田市産の干しシイタケや静岡産の水煮たけのこを使用し、ご当地の味も入れ込んでいます。100gと少し小ぶりで食事の後にもアイスと一緒にも食べやすく、ふわふわとした皮にジューシーな食感で肉とのバランスのいい商品に仕上がりました。大井川鐵道株式会社、株式会社川根町温泉の両者に参加していただいた試食会でも非常に好評で、試食後1週間で本発注をいただきました。

『SL黒肉まん』は12月20日(金)から川根温泉笹間渡駅ホームにて1個500円で販売が開始します。今後は道の駅川根温泉での販売や島田市産のフルーツなどを使ったスイーツまんの開発なども行っていく予定です。また、同時に島田市のふるさと納税返礼品になる商品の開発も行い、商品を通じた島田市の魅力アピールを行っていく予定です。

 

自治体や事業者の声に耳を傾け、彼らと共創した新たな商品を開発。

当社では、ふるさと納税のサポート業務に加え、地域の特性を活かした課題解決型の「商品開発」を行うため、本年1月に商品開発部を発足し、本格始動しました。現在、全国50以上の自治体で100アイテム以上の商品開発に取り組んでいます。全国の各自治体の状況や事業者の課題に合わせ、地域資源を活かした新しい地場産品を開発するだけでなく、地域の特徴をコーディネイトし、地域のブランディングを行っていきます。

当社が開発する商品は、地域の生産者の原材料を活用して製造するとともに、地域の事業者の商品とのコラボレーションなどによる地域ならではの“物語”を生み出し、事業者の企業活動の活性化や地域のブランディングをサポートしています。また、ふるさと納税の返礼品としての登録だけでなく、新たな販路開拓もサポートしています。地域のヒト・モノを巻き込んだ商品開発によって、地域を象徴する商品を共に創り上げることで、地域の人々のやる気を引き出し、その結果として生産者の増加や地域の食文化の保護にも貢献できると考えています。新しい地場産品の開発が地域ににぎわいを生み、町を元気にするきっかけとなることを目指し、商品開発部メンバー一同、誇りを持って取り組んでいます。

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